淡路島に藻塩あり

毎日暑い日が続いていますね。
心配していた台風も大きく進路を変え、淡路島は今日もピーカン照りです。

さて皆様は「藻塩(もしお)」という塩はご存知でしょうか?四方を海に囲まれた日本では、海水から塩を採る様々な工夫がされてきました。その中でも「藻塩焼き(もしおやき)」は一番古い製塩法と云われている古代の製塩法です。海藻を焼き、その灰(灰塩)に海水を注いで、鹹水(かんすい)=濃い塩水、を採り煮つめて塩を採る製塩法です。海に囲まれたここ淡路島もご多聞に漏れず、古代より製塩が盛んで、奈良の大和宮廷時代には朝廷の神事・神今食には「淡路塩」が指定されていたとか。

万葉集でも詠われているこの最古の製塩法を、現代の衛生管理の基、南あわじ市の企業「多田フィロソフィ」さんが鳴門海峡の海水をつかって再現し「淡路島の藻塩」として販売しています。

実際に私もこの藻塩でおにぎりを食べてみましたが、確かに旨みがあって食が進んでしまいました。実は先日オープンした当館の「BAR&DININGバル淡道」でも、お料理にこの「藻塩」を使用しております。もちろん塩だけではなく、淡路ブランド食材にこだわり、一流の食材を集めた人気のダイニングです。ご来館の折にはぜひお立ち寄り下さいませ。

さて、この「藻塩」ですが明日8月10日木曜日の「おはよう朝日です」の「夏のこの料理にはこの塩を使え!」コーナーで取り上げられるそうです。ぜひご覧下さいませ。淡路島が誇る「淡路ブランド食材」の一つです。


淡路島の藻塩「多田フィロソフィ」


[スタッフ:吉田]


藻塩
下は古代の藻塩作りのイメージ図です。


古代の塩作り

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